質問15: mucho と muy の使い分けは?


門下生の質問
とおぉ〜っても、ささいな事かもしれませんが、 私はいつも間違えてしまうので、
ここは卑怯道の御師範にお聞きするのが一番かと思い、筆を取りました。 
…いや、パソコンを立ち上げました。 

「mucho/mucha」と「muy」の使い分けなんですが、どうしたらいいのでしょう??
辞書によると、「muy」は副詞となってますが、「mucho/mucha」は形容詞と副詞
ですよね。 数がたくさんの時は、「mucho/mucha」だと分かるんですが、
目に見えないものはどうなるんでしょう。

なので、私はいつも、「hace mucho muy frio.」とか、訳の分からないことを
言ってます。まあ、とりあえず通じるし。 

もし、分かり易い使い分け方法がありましたら、お教え下さい。 
宜しくお願い致します。 


師範の答え
mucho と muy の関係は、基本的に英語と同じです。 

⇒ mucho = many, much 
⇒ muy = very 

つまり、mucho は、数えられるか数えられないか(可算か不可算か)は関係ありません。 
形容詞で使われる場合は「たくさんの〜」の意味で名詞の前に来ます。 
典型的な例文が「Hace mucho calor!」です。 
この「calor」は名詞です。形容詞の「暑い」ではなく名詞の「暑さ」です。 
従って、名詞を修飾する mucho が使われます。

また、mucho が副詞で使われる場合は、ほとんどの場合、動詞の後に来ます。 
El come mucho. 彼はたくさん食べる。 
Este libro pesa mucho. この本はすごく重い。 
中学英語で言うと、He runs fast. の fast に当たりますね。 

ひとつ例外なんですが、動詞にくっつかないケースとして比較級があります。 
「mucho mejor = much better」ですね。 
それ以外に前置詞に付く場合があるんですが、ま、これはいいでしょう。 
ちなみに、mucho antes(ずっと前に)なんかがそうですね。 

では、muy の方も確認しておきましょう。ま、これは簡単ですけど。 
これは、形容詞や副詞にくっついて「非常に〜」「とても〜」の意味になります。 
muy tarde(とても遅く)muy bonita(むちゃむちゃ可愛い)muy bien(これは基本ですね) 

以上のことをまとめると次のようになります。

[mucho] 
形容詞として名詞を修飾する。副詞として主に動詞を修飾する。例外として比較級。 
[muy] 
副詞として形容詞や副詞を修飾する。例外として比較級は修飾しない。 

うーん…。でも、やっぱりちょっと複雑ですよね。 
卑怯道としては「名詞と動詞にくっつくのが mucho、それ以外につくのが muy」 
でほとんどOKだと思います。比較級はよく使いますから、口と耳で覚えちゃって下さい。 

いかがでしょうか? 
「calor」が名詞だ、って理解すれば、なんとか整理がつくのではないかと思います。 
分かりにくかったら、また聞いて下さいね!


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