質問19: 語順がこんがらがってきました


門下生の質問
!Ojala! というフレーズ、昔買ったCDの1曲で耳にして(mi chica だったかな?)
印象的で機会あれば使ってみたいと思っていました(なんかこういうの多いんですが…)。

で、この前ペルーの留学生に会ったときにさっそく使ってみました。
状況がちょっとややこしいんですが、すれ違いで会えなくて手紙を書いて、
ようやく会えて手渡した、と言う設定。 

スペイン語だから語順は気にしないでいいや!と実にてきとうに並べていたのですが、 
「!Ojala vea te!」という一文を目にした彼女は、すまなそうに、「!Ojala que te vea」と
訂正してくれました。

そうか!と嬉しかったんですが、後でよく考えてみると、これは ver te が活用すると必ず
te vea の語順になるとか、Ojala には que が続くとかいうきまりなんかがあるんでしょうか?
慣習的なもの?

語順と言うことに関して少しこんがらがってきました。師匠ー、どうかお願いします! 

ところで、どこかで目にした覚えがあるんですが、「オハラッ」って、スペインがイスラム系の
帝国に占領されてたなごりが残ってるのだそうですね。
「おう!アラーの神よ、どうかーーーしてほしい!」てなニュアンスで。
何かこういうの聞くと、言葉って面白いなあ…とつくづく思っちゃいます。 
ではまた! 


師範の答え
スペイン語の語順は、基本的に適当でいいんですけど、多少決まり事はありますね。 
ただ、卑怯道としては、あまり語順にこだわるべきではないと考えます。 
今回の例でも、相手に意味は伝わってますよね。だから直してくれたわけだし。 
意味が通じないのは困るけど、通じれば何でもいいんですよ、言葉なんて。 

まず「Ojala」ですが、単独で使われる場合以外は、必ず「que」を伴います。 

単独で使われる場合っていうのは、相手が言ったことに対して「そうだといいね!」と 
同意(って言うのかな)する場合です。 
A: Puede que haga buen tiempo. (晴れるかもしれないね) 
B: Ojala! (そうだといいね!)

これを「晴れますように!」と一つの文にすると「que」を伴うことになります。 
Ojala que haga buen tiempo! 
従って、今回の「また会えるといいね!」「会えますように!」の場合も「que」が必要です。 

英語だと「that」を省略するケースが多いですよね。 
I think (that) you can do it. 
スペイン語では、口語でも「que」は省略しません。どんなときでも必ずつきます。 

次に「te」の位置ですね。 
これはですね、スペイン語の最難関項目のひとつなんですよ。人称代名詞の目的格。 

本当のことを言うと「人称代名詞」だけだったらそれほど難しくもないんです。 
ただ「再帰代名詞」と混乱するから、なんだかよく分からなくなるんですね。 
ま、そのあたりを真面目に説明すると長くなるので、結論だけ言っちゃいましょう。
 
⇒ 動詞が語尾変化していたら「te」は動詞の前に分離して置く。Ojara que te vea! 
⇒ 動詞が原型なら「te」は動詞の後にくっついて一語になる。Quiero verte.

これはすべての語尾変化で同じです。今回の例の接続法現在だけではなく、単に
三人称にしただけでも、人称代名詞は動詞の前に来ます。 
もちろん「te」だけでなく、「me」でも「le」でも同じです。 

人称代名詞には何点か面倒くさいルールがあるんですよね。 
間接目的格と直接目的格があって、どっちも三人称だった場合は間接目的語の「le」が 
「se」になるとか、「〜に」だと「le」なのに、「〜を」だと「lo/la」になるとか。 
ま、普通の参考書にいくらでも説明がありますから、興味があったら調べてみて下さい。 

卑怯道の正式見解は「こんな面倒なもんは使ってられん!」です。 
人称代名詞なんか使わないで、固有名詞を使っちゃえば問題にならないっすよ。 
「le」なんて使わずに「a Juan」なんて感じで、固有名詞で言い放っちゃいましょう! 

というわけで、これでまたスペイン語の達人に近付いたでしょうか? 
ま、こんなインチキで達人なんて言ってると、真面目に勉強してる人に怒られそうですが。


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