質問30: スペイン語検定を斬る!


ここでは「質問25: 冠詞が分かりません!」に端を発した、スペイン語検定(西検)に
関する論争(?)をまとめてみました。

門下生1のコメント
まがりなりにも長年海外でスペイン語を使って仕事をしておりますが、
スペイン語検定なんて全く気にすることはないですよ。

私自身、なにか公的に自分のスペイン語力を証明するものが欲しかったので、
通訳案内業やスペイン語検定を受けましたが、特にスペイン語検定は
未だにあまり知られていません。 

しかも、こんなレベル(検定試験の質)の低いものが文部省認定になっているのは
お笑いです。
模範回答集なども販売されていますが、間違いだらけでほんとうにあきれます。 

通訳案内業の方は、私が受験したのはもう20年ぐらい前で、最近の試験内容は
知りませんので,コメントはひかえます。他にスペイン大使館がやっているDELEという
試験があるようですが、これは受験したことがありません。

門下生2のコメント
私も同じく語学力を証明するものが絶対必要かと思っていました。 
それにしてもまさか西検がそんなにいい加減なものだったとはビックリしました。 

門下生1のコメント
日本でスペイン語を使って仕事をするなら、あまり状況のよく分かっていない
企業の人事の人などは、ひょっとすると文部省認定ということで信用してしまうかも
しれませんね。通訳案内業も同様に国家資格ということなので、それなりの評価を
受けるでしょう。

でも海外(スペイン語圏)で仕事をするのに、そんな日本の資格が役に立つかなぁ?? 
大いに疑問です。資格取得のために勉強すること自体は意味があっても、
資格そのものが武器になるとは私には思えません。 
あくまで実際の運用能力いかんだと思いますけど。

私自身はDELEを受けてみたいなぁと思っていますが、スペイン語国在住なので、
この国のスペイン大使館が試験を実施しているとは思えないので、日本に帰国したら
力試しに受験してみたいと思っています。

師範のコメント
海外で仕事を見つけることが目的であれば、西検はあまり意味がないでしょうね。 
証明書が必要以上に重視されるのは、やっぱり日本の特殊事情じゃないかな? 
特に語学力は、実際にしゃべってもらえばすぐに実力は分かりますからね。

勉強する上での目標として西検を位置付けることを否定するわけではありません。 
ただ、西検の出題はかなりオタッキーな部分があるので、勉強した内容と結果は 
それほど直結しないような気がします。 

日本に戻ってきたとき、僕も西検を受けようかと思って過去問を買いましたが、 
出題を見てやめました。卑怯道とは正反対のコンセプトのように思えたから。 

2級だか3級だかの西単語和訳問題に、「最高裁判所」とか「核シェルター」とか 
あるんですよね。もちろん僕は西訳できないですし、実際の生活でこんな言葉を 
使う状況は、何年かに一度あるかないかじゃないかな? 

もちろん、ネイティブとして長い期間生活していれば分かるのかもしれません。 
でも普通の日本人にとっては、「合格するための勉強」をせざるを得ないと 
思います。せっかく同じ時間を使って勉強するのなら、他にもっと効果的な方法が 
あるような気がします。 

日本の大学受験を考えてみれば分かると思いますが、受験勉強のほとんどは 
大学生活や実生活にとって意味はありません。あれは、合格者選別のための 
一方法でしかないと僕は思ってます。もちろん、100の勉強をしたうちの10や20は 
役に立つこともあるでしょう。「目標に向かって努力する」という姿勢や、 
いわゆる「根性」のようなものを身につけるという意味では存在価値があるとも 
言えるでしょう。(西検は馬鹿馬鹿しいからやらないよ、という人よりは、 
合格するために必死で勉強する人の方が力はつくのかもしれません) 

ただし、西検を盲信することは、僕にはあまり正しいこととは思えません。 
どんな試験にも不備な点はありますから、西検だけを悪者にするつもりはないの 
ですが、例えばTOEIC(ビジネス英語の試験)と比較した場合、西検の試験としての 
レベルはかなり低いと言わざるを得ないのも正直な気持ちです。さらに言えば、 
仏語や独語と比べてもレベルは低いですね。(書店で外国語参考書コーナーを 
見れば、西語のポピュラリティの低さは一目瞭然です) 

従って、西検用の勉強をするのではなく、力試しの意味で気楽に受験するくらいが 
いいんじゃないかと思います。その結果(合否)を無視するのは不自然ですが、 
それほど深刻に考える必要もないでしょうね。

門下生1のコメント
特に声を大にして言いたいのは、試験を実施している Casa de Espan~a というところが
自ら編纂している模範回答集がとても模範回答とは言えない回答が多い(明らかな
間違いが多い)まま、放置されていることです。
すなわち、実際に受験した際、採点する人のレベルすら疑わしい。 

気楽に受験するには受験料がやたら高いですよね。
私が受けた5年ほど前、1級はたしか7千円だったか、1万円だったかでしたよ。
1次試験のレベルもさることながら、2次試験なんて私の場合、ほぼ自己紹介だけで
2分ぐらいで終わってしまいました。こちらから半分冗談で「7千円も払ったのに、
もう終わりですか? もっと色々聞いてくださいよ」と言ったぐらいですから。

門下生3のコメント
あの、カサ・デ・エスパーニャからでている問題集に間違いが多いということですが、
どのあたりが違うのでしょうか? 一応,次回に検定をうけるつもりですので。 

私も試験がすべてで検定をもってさえいればよい!とは,思いません。 
それにまだ上級の方ではないので・・・ 自分で目標の一つ、と思っています。 

あと、検定料ですが・・・う〜ん、これも・・・高い,安いは個人の考えの違いのような
気がしますが・・・確かに、安くはないかな〜
(他の外国語の検定料はどのくらいなのでしょうね?)
私などは、それもあってがんばらな!というところもありますよ。 

でも、検定料払って試験受けているのに間違いが多い?のなら問題アリ!ですね。

門下生1のコメント
私は今日本に住んでいませんので、手元に問題の模範解答集を持っていません。
どこがどうだったか記憶にありませんが、間違いが多いのは事実です。 
まぁ力試しに受験されるのはいいとは思いますが。。。

一時はカサ・デ・エスパーニャに直接クレイムしようかと思ったほどですが、
馬鹿馬鹿しいのでやめときました。

こんなにレベルの統一されていない試験の検定料が1万円 もするのは
ボッタクリだと私は思います。


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