質問33: 時計は机のどこにあるんですか?


門下生の質問
NHKの「スペイン語会話」を観ていて思ったのですが、 
「Donde esta mi reloj?」の問いに、 
「Esta en el escritorio.」と答えていた会話があったのですが、
これは「Esta sobre el escritorio.」ではダメなのでしょうか? 

別の門下生の答え
そう言えなくもないのでしょうが、1音節増えることでなんだか語感が悪いですよね。
つまり聞きなれないフレーズになります。

スペイン語発音の最大の難関"L"と"R"がこの言語の流れにとても重要である
ことにお気づきになった時には、"en el"がくっついて発音されることがお分かりに
なると思います。特に「上にある」ことを強調するならば"encima de"を使うと
位置関係がはっきりするでしょう。 

師範の答え
卑怯道的に言えば、どれでもOKですけどね。通じないことはないと思います。 
「sobre」なんですが、sobre el escritorio だと、机の上にあるのではなく、 
机の上方にある棚かどこかに置いてあるような感じがします。

普通は en el なので、sobre は「耳慣れない」というのが先に来るのですが、 
その耳慣れない「sobre」を使う以上、何かの意図があるように聞こえます。 

もっともそう感じるのは相手がネイティブの場合で、相手が完璧なスペイン語を 
話せない人(例えば勉強中の日本人)の場合は、「机の上」って言いたいんだろうな、 
と推察します。

外国人が日本語で「ワタシネ、オナカヲ、スイタデス」と言っても、意味は
分かりますよね。通じないことはありません。そういった意味では、相手の
「推察」を期待することが、卑怯道のキモと言ってもいいのかもしれません。 

さらに別の門下生の答え
「en el」も「sobre」も全く同じです。
ただ国により個人により「言葉の好み」がありますので、あまり
sobre el escritorio と言わない人がいても何ら不思議ではありません。 
意味の上では全く同じ、文法的にも何ら問題ありません。 

encima del escritorio も全く同じ意味で、ニュアンスの差もありません。 
机の上の方(机の上に接触していないような位置関係)の場合は、
普通は arriba del escritorio ということになるでしょうね。 
en, sobre, encima de は意味・ニュアンスとも同じで、かつ全て正しい。 
唯一の差はsobre, encima de はやや enfatico かな?という程度。 

en の場合は机のどの部分にあってもOKです。 
極端な例ですが、時計が机の裏側に貼りつけられているとしても 
en el escritorio と言っても間違いではありません。


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